本の紹介

最近は本を読んでいないなぁ〜 結婚するまではかなり本を読んでいたような気がする。最初は文庫本ばかりだったが、就職してからは単行本を主に買い始めた。理由は簡単・・・新しい本はほとんどが単行本だからだ。それと多少自分で自由になるお金が増えたためである。

先月に長男の高校受験勉強の環境を整えようと、長男・次男の部屋を長男だけにする民族大移動を実施した。二段ベッドの解体など腰に負担のかかる仕事をこなした。すると邪魔な家具が出現した。私の本を収納している本棚だ。家内から出た言葉は「お父さんの本を全部捨てちゃおう〜」 私にとっては青春時代から結婚前までの大事な本だったので即座に拒否したが、家内は追い討ちをかける。「だって最近本を読んでないじゃない」 ごもっとも・・・(^^;

そのことで本を読み出したのではありません。たまたま社内の教育の講師が作家「鳴海 風」を紹介したのです。「鳴海 風」は知らないが、本人は知っている。同じ会社に勤めているエンジニアです。以前に歴史関係の受賞をしたことは知っていました。一回駐車場から歩いているときに、彼と話をしたことが有り、その時の彼は、「まだまだ作家では食べていけない」と言った事を鮮明に覚えています。何という本で受賞したのかを詮索はしなかったけど、今回の件で彼のホームページを探して、題名を知りました。そして通信販売で購入しました。

この際、読んだ本の感想を書くためのコーナーを設けることとしました。ジャンルは限定されるけど私のホームページに立ち寄っていただけた方へ紹介することにします。昔から国語は苦手だったので率直な感想くらいしか書けないので、そのあたりはご容赦願います。特に高校時代は日本史を教育する機会を与えられなかったので、歴史物は特に弱い・・・(^^;

小さな人生論、小さな人生論A(藤尾 秀昭)
気がつくとイライラ・くよくよしているあなたへ(ごとうやすゆき)
ありがとう、チャンプ(三浦 英司)
がんばってる子(明橋 大二)
輝ける子(明橋 大二)
オニールの成長株発掘法(O'NEIL)
生き残りのディーリング決定版(矢口 新)
「伏魔殿」外務省の真実(海藤彬光)
プロジェクトX リーダーたちの言葉(今井 彰)
景子ちゃん ありがとう(鈴木 中人)
算聖伝−関孝和の生涯−(鳴海 風)
円周率を計算した男(鳴海 風)


小さな人生論、小さな人生論A(藤尾 秀昭)

題名 小さな人生論、小さな人生論A
著者 藤尾 秀昭
出版社 致知出版
読破日 2006年03月22日
率直な感想 高校時代の恩師から贈られた本である。久しぶりに感動したとともに、人生いくつになっても自分自身を磨かなくてはならないと考えさせられる本である。一端を紹介する。プロは「自分で高い目標を立てられる人」「約束を守る:成果を出す」「準備をする:絶対に成功するためには徹底して準備する」この言葉の重みは技術屋として常に心掛けなければならないと感じた。

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気がつくとイライラ・くよくよしているあなたへ(ごとうやすゆき)

題名 気がつくとイライラ・くよくよしているあなたへ
著者 ごとうやすゆき
出版社 海竜社
読破日 2004年02月12日
率直な感想 作者は作詞家であり詩人である。1ページに10行ほどの詩だが、非常に心が落ち着く本である。

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ありがとう、チャンプ(三浦 英司)

題名 ありがとう、チャンプ
著者 三浦 英司
出版社 幻冬舎
読破日 2003年08月02日
率直な感想 突然の交通事故で下半身不随となったビアデッド・コリーのチャンプのお話です。飼い主の三浦さんが犬用の車椅子を製作し、愛犬との15年間を語っています。特に車椅子に関係するところが涙を誘います。本の対象はもちろん愛犬ですが、ある意味世間に対する無言の問いかけを感じます。

動物に対し愛情を注げる人は命の大切さもわかるはずです。最近の日本にみられる子供の重大な過ちを事前に救えないものでしょうか。

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がんばってる子(明橋 大二)

題名 がんばってる子
著者 明橋 大二
出版社 1万年堂出版
読破日 2003年02月08日
率直な感想 「輝ける子」と一緒に読んでみてください。医者でもありスクールカウンセラーの経験から書かれた素晴らしい本です。一部内容を紹介します。

手のひらの中の卵は、きつく握りすぎると壊れてしまいます。手をひろげすぎると、転がって地面に落ちて、やはり壊れてしまいます。子どもの心も同じです。

言葉は、心を傷つける、最たるもの。そして、相手の心に元気を与えるくすり。くすりだから、作用も副作用もあります。

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輝ける子(明橋 大二)

題名 輝ける子
著者 明橋 大二
出版社 1万年堂出版
読破日 2003年02月08日
率直な感想 子供の育て方を根本から覆された本です。今までの子育てが誤りだということに気がつきました。親は子供を独立した個人と見る場合があります。教育やしつけと称して子供へ過度な要求を出す・・・子供の心を理解してあげるという一番大事な事に気がつかせてくれた素晴らしい本です。「がんばってる子」も一緒に読んでみることをお薦めします。一部内容を紹介しておきます。

自分は生きている意味がある、存在価値がある、必要とされている、という感覚を自己評価といい、これが大切。

「がんばれ」という言葉は相手を選ぶ。それより、「がんばってるね」と言うほうがいい。

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オニールの成長株発掘法(O'NEIL)

題名 オニールの成長株発掘法
著者 WILLIAM J. O'NEIL
出版社 パンローリング
読破日 2002年05月03日
率直な感想 下の本とあわせて読んでみるといいと思います。この本は全米で100万部突破したベストセラーの和訳版です。自分が投資する会社の選択基準や投資家に共通する誤りを指摘しています。この本を読んで株式の基本がわかったような気がします。あとは実践あるのみ。

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生き残りのディーリング決定版(矢口 新)

題名 生き残りのディーリング決定版
著者 矢口 新
出版社 パンローリング
読破日 2002年04月26日
率直な感想 ネット上で教えてもらった本のうちの一冊です。株式をよくわからないまま勘頼りにやられる方にはお薦めの本です。「リスクとは避けるものではない。うまく管理するものである。」どこの世界でもおなじなんですよね〜

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「伏魔殿」外務省の真実(海藤彬光)

題名 「伏魔殿」外務省の真実
監修 海藤彬光
出版社 学習研究社
読破日 2002年03月12日
率直な感想 実にタイミングのいい発行日(02年3月12日)だ。前日に某S議員の証人喚問が有ったばかりだ。外務省に関しての知識がなかったので購入した。

この本の内容が事実としたら、驚くべきことがある。それは自分自身の保身のため組織の悪いところには目をつぶることだ。通常の会社組織では有り得ないことが行われていることになる。またキャリア間の力関係は入省年次で決まるということ。世間を賑わしている外務省の背景を知ることが出来る本である。

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プロジェクトX リーダーたちの言葉(今井 彰)

題名 プロジェクトX リーダーたちの言葉
著者 今井 彰
出版社 文藝春秋
読破日 2001年12月20日
率直な感想 一般的にリーダーシップを教える本は、具体的な記述がないのが普通だ。従って読んでいても普遍的な論理だけで、ピンと来ない事が多い。しかしこの本は違う。色々な方面で活躍した人々の強いリーダーシップを描いている。脚色が入っていると思う面もあるが、涙する場面も数多い。

最近年をとってきたせいか、涙もろくなったと自分でも思う。決して恥ずかしいことではないと思うが、人には見せられない。

この本を読んでためになった事は・・・
サラリーマンである限り事業性というものが求められるのが常だが、この本に登場する人間は一味違う。世の中(社会)にとって価値有ることを目的としている。いわゆる使命感である。やもすると忘れがちになる目的に対し、この本は見事なまでに初心に戻してくれる。2時間程度で読めるので皆さんも読んでみたら如何でしょうか。

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景子ちゃん ありがとう(鈴木 中人)

題名 景子ちゃん ありがとう
著者 鈴木 中人
出版社 郁朋社
読破日 2001年11月18日
率直な感想 小児癌とたたかう景子ちゃんと、最高レベルの治療を受けさせたいという家族の願いが綴られている。主従の関係になりがちな医者と患者との関係に疑問を感じ、それを打破していく作者の気持ちが伝わってくる。

子供を病気で亡くした経験を持っている方には、ちょっと辛い本かも知れません。私も蓉子の姿とラップすることがたびたび有りました。この本を読み、周囲の気遣いをありがたく感じていたことを思い出しました。家族にとっては創られた言葉より、無言の励ましの方がありがたく感じるときがあります。

技術屋の立場からすれば、医学の世界にもFMEA的な手法が取り入れられれば、教授を頂点とした現在の体質が大きく変わるような気がします。経験豊富=優れた医者ではないと思います。例え若い医者でも困難な病気を治療できる医療システム構築が必要なのではないかと感じました。

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算聖伝−関孝和の生涯−(鳴海 風)

題名 算聖伝−関孝和の生涯−
著者 鳴海 風
出版社 新人物往来社
読破日 2001年11月10日
率直な感想 まず感心したのは、井上筑後守政重の手腕である。これほどまで作者が描いている緻密で戦略的な行動を起こしたのだろうか?こんな上司がいると私が勤めている会社も安泰なのだが・・・

下で紹介している本にも関孝和は登場するのだが、同じ作者でありながら妻の幸恵の登場時期が異なるので気にはなった。登場女性にだけ集中するわがままな読者なのだ〜。特に気になったのはアプリルの存在である。孝和とはかなわない恋をするが、これは自分の過去ともラップする。アプリルはキリシタンという設定だが、私の場合は「いとこ」という設定である。私自身、男と女の間にはプラトニックな関係が存在すると考えている。精神的なつながりしかなくとも時を越えてつながっていると思う。

この本は、私が学んできた数学に対し、日本でも「和算」という立派な技術が培われてきたということを教えてくれました。その背景に、環境を整える先見性のある立派な人がいたからこそ・・・というものを学びました。作者に感謝!

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円周率を計算した男(鳴海 風)

題名 円周率を計算した男
著者 鳴海 風
出版社 新人物往来社
読破日 2001年11月10日
率直な感想 手元に届いたニ冊の本を前にして、どちらから読み出そうかと悩んでいたが、出版の早い本からにした。読み始めは特に苦痛は無かったが、段々と苦痛になる。やはり日本史を高校時代に習っていないことが本を読む上で、自分の無知をさらけだす。この際真摯な態度(要は何も知らない人・・・)で読破することにした。

俗的な私にとっては、建部賢弘と春香との出会いの場面などが興味深かったが、特に感銘を受けたのは関孝和が建部に対して言った、
「建部、覚えておくがいい。この道で究めるべきは真理だ。・・・」
エンジニアの一人として「ハッ!」とさせられた。

これ以上は書きませんが、一度読まれることをお勧めします。ただ個人的にはもう少し長篇で書いて欲しかったと思います。実は他の短篇を読んでいないのです^^; 次の本「算聖伝」を手に取っていました。

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